RStudio の使い方
プロジェクトでファイルを管理する
- フォルダごとにプロジェクトを作成しよう
- ワーキングディレクトリの指定が不要に!
- プロジェクト別で…
- 変数のデータを管理できる (ただし、変数の自動保存は非推奨)
- 環境設定 (一部) を変更できる
- プロジェクトの基準となるファイルは .RProj
- このファイルに設定が保存される
プロジェクトの作成方法
- RStudioのメニューバーから、“File”をクリックし、続いて “New Project” をクリック
- プロジェクトウィザードのウィンドウが表示される
- 新しいフォルダを作成して、そこにプロジェクトを作る場合は、一番上の”New Directory”をクリック
- プロジェクトの種類を選択する画面に遷移する
- 一番上の”New Project”をクリック
- フォルダの選択画面に遷移する
- “Browse” のボタンをクリックし、フォルダを作成する場所となるフォルダを選択
- Directory Name の欄に、作成するフォルダの名前を入力
- フォルダ名は半角英数字を使うことを推奨
- 入力が終わったら、“Create Project” をクリック
- プロジェクトが作成され、自動で開かれる
- 次回以降、RStudioを立ち上げたら、まずはプロジェクトを読み込み、その次にスクリプトのファイルを開くようにする
RStudio の推奨設定
- 各種設定は、 “Tools” -> “Global Options” で変更可能
General
- “Basic” タブ
- 目的: ソフトの起動・終了の高速化 & 再現性の担保
- Restore most recently opened project at startup ← チェックを外す
- Restore previously … at start up ← チェックを外す
- Restore .RData into workspace at startup ← チェックを外す
- Save workspace to .RData on exit : Never に変更
- Always save history (even … .RData) ← チェックを外す
- “Graphics” タブ
- 目的: プロットの出力を高画質化したい・日本語の文字化けを直したい
- Backend : “AGG” に変更
- Antialiasing : “Subpixel” に変更
Code
- “Editing” タブ
- “Continue comment when inserting new line” と “Focus console after executing from source” 以外に全てチェックを入れる
- “Display” タブ
- “Relative line numbers”, “Show whitespace characters”, “Allow scroll past end of document”, “Allow drag and drop of text” 以外は全てチェックを入れる
Appearance
- Editor font size : お好みで変更
- Editor Theme : “Pastel On Dark” など、お好みで変更
Pane Layout
- 設定はお好みで。以下は例
- 右上を Console, 左下を Files, 右下を Environment に
- 左下は Files と VCS のみにチェックを入れる
ショートカットキーを活用する
ショートカットキーを知る
- ショートカットキーの一覧: “Help” → “Keyboard shortcuts help” から閲覧できる
- もしくは、Ctrl + Shift + Pを押下してコマンドパレットを表示させ、 “short help” と入力し、“Keyboard shortcuts help” にカーソルを合わせてEnter
- 一覧を閉じる場合は Esc キーを押す
- ショートカットキーは好きなようにカスタマイズできる
- Ctrl + Shift + Pを押下してコマンドパレットを表示させ、 “short” と入力し、“Modify Keyboard Shortcuts” にカーソルを合わせてEnter
- もしくは、Tools -> Global Options -> Code -> “Modify Keyboard Shortcuts”
おすすめのショートカットなど
- 以下、macOS では Ctrl を Command, Alt を Option にそれぞれ置き換えて考える
- ただし、一部のショートカットキーでは Command キーの代わりに Control キー (左Shiftキーの一つ上) を用いるので注意
| 操作 | ショートカットキー |
|---|---|
| コメントアウト/アンコメント (行頭に#を付ける/外す) | Ctrl + Shift + C |
| パイプ演算子の挿入 | Ctrl + Shift + M |
| コンソールをクリア | Ctrl (macOS: Control) + L |
| 選択したコードを整形 | Ctrl + Shift + A |
| ファイルを検索 | Ctrl + . |
| コマンドパレットの表示 | Ctrl + Shift + P |
| コード入力画面だけ表示/元に戻す | Ctrl (macOS: Control) + Shift + 1 |
| 「検索と置換」ウィンドウを表示 | Ctrl + Shift + J |
| コードを縦に選択 | Alt を押しながら選択 |
スニペットを使う
スニペットは、分かりやすく言えば「コードのひな形」
- ゼロから書くと面倒なコードを、時短で記述できる
- 例: fun(→関数のひな形が入力される)
- ゼロから書くと面倒なコードを、時短で記述できる
“Global Options” → “Code” → “Snippets” → “Edit Snippets…” から確認・編集可能
おすすめスニペット
pacman
snippet pac
pacman::p_load(tidyverse)Environment のデータを空にする
snippet rm
rm(list = ls())